スポンサーリンク

スポンサーリンク

ネコがのどを「ゴロゴロ」鳴らす仕組みの話(我が家のネコ(ニケ)の成長記録:2073日目)

2073日目です。ニケがちょっとだけ遊びました。
う~ん、いっぱい遊ばせるのは難しいですね。

さて、ネットを眺めていると興味深い記事を見つけたのでそのお話を。


ネコといえば特徴的なゴロゴロですがじつはよくわかってないそうです。で今回その仕組が明らかになったそうですが…では記事を見ていきましょう。

「ネコがのどを「ゴロゴロ」と鳴らすことはよく知られていますが、他にもアライグマやマングース、カンガルー、アナグマ、ウサギ、モルモットなどものどを鳴らすような音を発することがあります。そして、ネコ科動物はのどをゴロゴロ鳴らすネコ亜科と、のどを鳴らすのではなく吠えるヒョウ亜科に大別することが可能です。のどを鳴らすこととと吠えることを両方できるネコは存在しておらず、後者のカテゴリにはライオンやトラ、ジャガー、ヒョウなどが含まれるそうです。」

アライグマやマングースも喉を鳴らすんだ…。結構喉ならす動物っているんですね。それと喉を鳴らすのと吠えるの両方できるネコはいないというのも驚きです。大声でにゃ~と鳴いたりフ~!と威嚇したりするのは吠えたことにはならないのですね~。
あとは大型の猫科の動物は喉を鳴らすのはできないのですね~。ライオンがぐるる…となるのは喉を鳴らすことにならないのかな?

「ネコがゴロゴロ鳴く際、1秒あたり20~30回の振動を発し、ゴロゴロ音の周波数は最大で約150Hz程度になるといわれています。一般的に、体の大きな動物は声帯が長いため、より低い周波数の音を発するのに対して、ネコは比較的小さな体をしており声帯も比較的短いため、解剖学的構造に基づけばより高い周波数を発するはずだそうです。それにもかかわらず、ネコの発するゴロゴロ音は低周波であるという点に、研究者たちは注目しました。」

言われてみればネコのゴロゴロ音は遠くの雷のような低い音ですね。

「ネコの発するゴロゴロ音については、「心臓の右側にある太い静脈を通って流れる血液がゴロゴロ音を引き起こす」とする乱流血液理論や、「声帯に触れる咽頭部分の筋肉を収縮させ、息を吸ったり吐いたりする時に柔らかな低周波のゴロゴロ音を発生させる」という理論などが提唱されてきました。
そして最も広く信じられてきた仮説が、ネコの発するゴロゴロ音は神経によって引き起こされる筋収縮によるものであるという能動的筋収縮(AMC)論です。しかし、このAMC論はほとんどの哺乳類が咽頭内の組織の自立振動を介して音声を発するという、筋弾性空気力学(MEAD)論に反するものです。また、AMC論を証明するような実証的証拠はほとんど存在しませんでした。」

そもそもどうやって音を出していたのかも明確ではないのですね。

「そこで、研究チームはAMC論が正しいのか否かを検証するために、末期疾患を患って安楽死させられた8匹のネコの咽頭を切除しました。切除した咽頭はすぐに液体窒素で急速冷凍され、マイナス20度で保管され、実験前夜に室温までゆっくりと解凍されています。各咽頭は洗浄したのち写真撮影され、湿度100%の過熱空気を通されました。

その後、咽頭はレゴブロックと3Dプリントしたプラスチックマウントを使用して固定され、ミニ電極を両側の甲状軟骨にひとつずつ取り付け、声門造影信号を記録。空気を供給するための磁気バルブを徐々に開閉すると、空気が送り込まれて声門下圧が制御され、取り付けられた咽頭が振動するそうです。」

なんというか…すごいSFチックな実験をするのですね~。

「研究チームは咽頭を切除した際、隣接する筋肉がすべて除去されていたと仮定して、筋肉の収縮なしで切除した8つの咽頭すべてで空気を送り込むことでのどをゴロゴロと鳴らす音を再現することに成功しました。また、研究チームは声帯に埋め込まれた結合組織がネコのゴロゴロ音の周波数を下げる役割を果たしていることも見つけます。つまり、ネコは他の哺乳類が発声するのと同じMEAD論ベースのメカニズムで、のどをゴロゴロと鳴らしていたことが明らかになったというわけです。

研究チームは今回の発見によりAMC論が完全に誤りであると証明されたわけではないとしており、「単にAMC論を改訂する必要があるというだけです。2つの理論(AMC論とMEAD論)の組み合わせにより、ネコは低周波のゴロゴロ音を発する可能性があります。いつものようにさらなる研究が必要ではあるものの、MEAD論ベースの声帯振動により、活発な筋収縮の神経入力がなくても低周波のゴロゴロ音を発することができることが明確になりました」と延べています。」

なんというか読み解くのが難しいですが、結局のところネコの喉の形状により、空気を送り込めばゴロゴロ鳴る、ということでしょうか。

「なお、ネコがなぜゴロゴロ鳴くのかについては依然として議論が続いています。母ネコは通常、授乳中や子ネコを安心させるためにゴロゴロとのどを鳴らします。そのため、ゴロゴロ音を発することで、子ネコの脳内にホルモンが放出され、リラックスしたり痛みを和らげたり治療を促進したりするのではないかと考えられています。

これに対して、人間にエサを求める際などにネコが鳴らすゴロゴロ音には、一般的なネコのゴロゴロ音には含まれない高周波要素が含まれることが明らかになっています。この人間を誘うゴロゴロ音を聴いた人は、一貫して音を不快とは感じておらず、緊急性が高いと評価しています。」

さらに、そもそもネコがなぜゴロゴロ音を出すのか?という話も出てきました。言われてみれば確かにそうですね。
母猫が我が子に対してのゴロゴロ音とネコが飼い主に甘える時に出すゴロゴロ音は音的にも違うのですね。
飼い主がこのゴロゴロ音を聞いた場合「一貫して音を不快とは感じておらず、緊急性が高いと評価」しているそうですね。確かに不愉快な気分にはならないですね~。ニケが子猫の頃はあまりにもゴロゴロ音が大きくてビックリしましたw
緊急性が高いとは感じませんね。そもそもニケがゴロゴロ音を出す時は私にくっついてのんびりしてるときなので何かを要求してるときではないからです。

結局のところ謎が解明された、というより謎が深まったような気がします。

以上、ネコがのどを「ゴロゴロ」鳴らす仕組みの話でした。

↓よろしければクリックしていただけると嬉しいです(^^
にほんブログ村 猫ブログへ

0 件のコメント:

コメントを投稿