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AIMネコ薬、実用化への話(へそてんづくしな猫㊺)

へそてんづくしな猫、第45弾です。
ニケはしょっちゅう可愛いへそてんをみせてくれますね(^^。ただ、流石に最近のような寒い時期はあんまりへそてんしません。お腹が冷えるのでしょう。

さて、今日は猫飼い期待のニュースが飛び込んできたのでその話を。


猫の死亡原因の3割以上が慢性腎臓病だそうです。これは尿による毒素や老廃物の排出ができなくなって死に至るわけですが…。

「 ―宮崎所長は獣医師ではなく、人間の病気を診る医師なのに、なぜネコの慢性腎臓病の研究をされているのでしょうか。

 私は、人間の体内に侵入した細菌やウイルスなどを攻撃する免疫の仕組みを研究する中で、血液中のAIMが代謝によって生成された老廃物などの「体内ゴミ」を選択的に排除し、健康を維持しようとする働きに気付きました。AIMは普段は血中を静かに漂っていますが、体内ゴミを見つけると活性化して、そのゴミを「掃除」しに向かいます。

 人間以外の動物もAIMは持っているので、幾つかの動物の血液を調べたところ、ネコだけはAIMが活性化しない事実が分かり、そこに強い興味を持ちました。そして、効果的な治療法のない慢性腎臓病に苦しむのは、人間もネコも同じだと強く感じたのです。

 ―「AIMが働かない」と、慢性腎臓病になるのですか。

 重要な要因の一つと考えられます。ネコのAIMは、アミノ酸配列の問題で先天的にほとんど活性化しないため、高齢になると極めて高い確率で慢性腎臓病になります。大型のネコ科動物のトラ、ライオン、チーターも同じで、そのほとんどが慢性腎臓病になり、多くが腎不全で亡くなります。これは、AIMが活性化せず、うまく働かないことが、慢性腎臓病の発症と病状の進行に深く関わっている事実を明確に示しています。」

というわけで、このAIMというタンパク質を活性化させると体内のゴミを取り除きやすくなるそうです。

「―ネコ薬の開発はどのような状況でしょうか。

 ネコ薬は既に完成していて、間もなく臨床試験(治験)を開始できる見込みです。今年中に治験を完了し、来年には国の承認申請を行う予定で進めています。」

いよいよ薬が完成し、一般にも普及しようかというところまできてますね。喜ばしいことです。

薬としてはまだ先ですが、AIMを活性化させるための食事やオヤツなんかはすでに発売されてます。「AIM30」なんかはこの話が世に出始めてからかなり早い段階で商品化されました。この商品だけで猫の腎臓病に劇的な効果があるというわけではないそうです。まあ予防保存的に私はニケの一日のご飯の総量の1/5くらいをあげています。

「慢性腎臓病は人間にも患者は多いが、有効な治療法は発見されていない。宮崎所長らは体外で正常なAIMタンパク質を大量生産し、それを薬として投与することで、重度腎臓病の患者の状態を著しく向上させることを目指した研究を進めている。特にネコ用のAIM動物薬は人間用より先行して開発が進み、実用化に向けたスケジュールが見える段階に達している。宮崎所長は現在、ネコの慢性腎臓病の実態調査に取り組んでいる。」

猫の腎臓病に効果のある薬を開発した結果、人間の腎臓病にも効く薬ができたら素敵なことだと思います(^^

以上、AIMネコ薬、実用化への話でした。

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