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猫のヒゲは「毛」ではない?の話(眠る猫㉛)

眠る猫、第31弾です。
今回はまんまる寝特集でしたw猫らしい寝方で好きですね。

さて、動画からはネタが得られなかったので別の話題を。

ネットを眺めていると気になる記事を発見しました。それがこちら。


毛じゃないんだ…。人間と同じで毛かと思ってました。むしろ触毛のほうが馴染みがないですね。人間も髪の毛触られるとなんとなくわかりますが、あれは髪の毛を通じて皮膚が感じ取ってるだけみたいですからね。

では記事を見ていきましょう。

・触毛は神経と血流を備えた“高感度センサー”
「猫のヒゲは、皮膚の表面近くから生えている体毛(被毛)とは全く異なる構造を持っています。
最大の違いは、その根元の深さと構造にあります。触毛は通常の毛の約3倍以上も皮膚の奥深くに達しており、その根元は「毛包(もうほう)」と呼ばれる袋状の組織に包まれています。この毛包の周囲には、無数の神経終末と毛細血管が密集しています。

1本のヒゲには100から200もの神経細胞が接続されているとされています。これにより、ヒゲの先端がほんのわずかに触れたり、空気の流れで微細に振動したりするだけで、その情報が電気信号として瞬時に猫の脳へと伝達されるのです。つまり、猫のヒゲは「毛」というよりも、外界の情報を収集するための「超高感度センサー」と呼ぶべき器官なのです。」

毛であって毛ではない、という感じですね。ニケは結構ヒゲを普通に触らせてくれるのですが、痛覚とかはあんまりないのかな?

・猫はヒゲで「見て」「感じて」「測っている」――驚くべき5つの機能
「・暗所での空間認識(物体・気流の検知)
猫が真っ暗な部屋でも壁や家具にぶつからずに歩き回れるのは、視覚だけに頼っているからではありません。ヒゲが空気のわずかな流れや渦を感知しているからです。
物が近くにあれば、そこから反射する空気の流れは微妙に変化します。猫はこの変化をヒゲで捉え、物体の位置・形状・大きさを3次元的に把握しています。夜行性のハンターであった猫にとって、これは獲物や障害物を感知するために不可欠な「レーダー機能」なのです。

・平衡感覚の維持
猫が高い場所から飛び降りても見事に着地できるのは、優れたバランス感覚のおかげですが、ここでもヒゲが重要な役割を果たしています。
ヒゲの根元には、「固有受容体」と呼ばれる特殊な感覚受容器が存在します。これは、重力に対して自分の頭や体がどの角度にあるのか、手足がどこにあるのかといった「身体の位置情報」を脳に送るセンサーです。これにより、猫は空中でも自分の体勢を正確に把握し、常に足から着地できるよう姿勢を制御できるのです。

・「近視」を補う補助センサー
猫の目は、遠くの動くものを捉える能力には非常に優れています。しかしその反面、鼻先から30㎝以内の近距離にあるものにはピントを合わせにくいとされます。
では、目の前の獲物や、食器に入ったフードをどうやって正確に認識しているのでしょうか。ここで活躍するのが、ヒゲです。猫はヒゲを食器の縁やフードに触れさせることで、その正確な位置、形、質感を「触覚」で確認し、視覚の弱点を補っているのです。

・隙間を測る「メジャー」機能
猫が狭い場所を見つけると、頭を少し入れてヒゲが当たるかどうかを確認する仕草を見ることがあります。これは、ヒゲが「メジャー(巻尺)」の役割を果たしているからです。
猫の口元のヒゲは、おおむね自分の体の最も太い部分(肩幅や腰幅)と同じくらいの幅に広がっています。そのため、ヒゲの先端が触れずに通り抜けられる隙間であれば、自分の体全体も通り抜けられる、と瞬時に判断することができるのです。

・感情のバロメーター
猫のヒゲは、根元にある微細な筋肉によって、その角度を自在に変えることができます。この動きは、猫の現在の感情状態を雄弁に物語っています。
前方に向かって開いているときは、何かに強い興味や興奮を抱いている、あるいは警戒して情報をより多く集めようとしているサインです。逆に、恐怖や緊張、不安を感じているか、防御的な姿勢を取っている状態です。そして、ヒゲが自然に横に広がっている状態であれば、安心しており、平常心であると読み取れます。

このように、ヒゲの向きを観察することは、愛猫の気持ちを理解する上での重要な手がかりとなります。」

いろんな機能がありますね~。人間も猫のヒゲに類する期間はありませんが、五感を使って同じようなことができる人がいますね。さすがに猫には敵わないと思いますがw

・なぜ「猫のヒゲは切ってはいけない」のか? 
「古くから「猫のヒゲを切ると不幸になる」という言い伝えがありますが、これは単なる迷信ではありません。ヒゲ(触毛)は被毛と異なる感覚器で、環境のわずかな変化を検知して脳へ伝える役割を担います。したがって、愛猫のヒゲをトリミングなどで切る行為は避けるべきです。

猫はヒゲという高感度センサーを使って周囲を把握しています。もしこのヒゲを切ってしまうと、猫は重要な情報経路を突然奪われることになります。たとえるなら人が急に目隠しや耳栓をされるのに近い状態です。ヒゲは外界の情報を集めて空間認知や近接物の位置決めを助ける重要な感覚器です。ヒゲを失うと、距離や位置の把握が乱れ、障害物や足場の見極めを誤りやすくなります。

実際には、壁や家具との距離感をつかみにくくなり、ぶつかりやすくなります。着地点や足場の広さを正確に見極めづらくなるため、キャットタワーからの跳躍や高所からの着地に失敗して怪我を負う危険も高まります。さらに、常時得られていた環境情報が途絶えることで強い不安や混乱が生じ、暗所を怖がる、狭い場所を避けるなど、ストレス反応が行動として現れることがあります。ヒゲは猫の安全で尊厳ある暮らしを支える基盤であり、飼い主がそれを奪うことがあってはなりません。

もっとも、ここで問題にしているのは「切る」ことです。室内でヒゲが1本落ちている程度であれば過度な心配は不要です。ヒゲにも被毛と同じく毛周期(もうしゅうき)があり、古いヒゲは自然に抜け、新しいヒゲが生え替わります。この範囲の抜け落ちは生理的な現象です。

ただし、「短期間に大量に抜ける」「根元から折れている」「特定部位だけごっそり無くなる」といった異常が見られる場合は注意が必要です。栄養不足、皮膚疾患、アレルギー、強いストレスなどが背景にある可能性があるため、普段と違う抜け方だと感じたら、早めに動物病院へ相談してください。」

猫のヒゲは抜いたり切ったりしてはいけないというのは知ってました。ニケを飼って最初のうちは抜けたヒゲを見て「これはまずいのかな?」と心配したものですw
ですが、いっぺんに大量に抜けたり一部抜けたりするのは異常事態なのですね。今までニケにはそういうヒゲのトラブルはなかったのですが、今後は注意して見ていこうと思います。

以上、猫のヒゲは「毛」ではない?の話でした。

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