2750,2751日目です。サムネのタイトルが紛らわしいですがニケとの別れではありませんw
25年間乗っていた、スバル・インプレッサWRX sti verVI RA LIMITED(GC8G)とお別れしました。
まあ売却したわけですが、色々理由がありますが、
・25年すぎるとアメリカでクラッシクッカーとして右ハンドル車でも中古車で売買できるようになる
・近年、1990~2000年代のスポーツカーは人気がある
・上記の理由で盗難の危険が上昇(うちにも外人のバイヤー?が売却しませんかと飛び込み営業が来たw)
・ちょうど車検
・手持ちの金銭的な理由で売却にちょうどいい時期だった
などの理由がありましたが、自分の中で売却した一番の理由は
・この車と悲しい別れ方をしたくない
でした。
どういうことかというと、このまま所有してたとしても
・致命的な故障で廃車
・事故による廃車
・盗難
で悲しい別れになるのが決定してるからです。まあ上を免れたとしても、自分が死んでお別れ、という可能性もありますしね。
さて、「シュレデンガーの猫」という言葉をご存知でしょうか?これは
「シュレディンガーの猫とは、量子力学における重ね合わせの状態を説明するための思考実験です。具体的には、猫を密閉された箱の中に閉じ込め、箱の中には放射性原子と毒ガス発生装置を設置します。原子が崩壊すれば毒ガスが発生し猫は死に、崩壊しなければ猫は生きたままです。量子力学では、観測されるまで原子は崩壊と未崩壊の状態が同時に存在すると考えられます。そのため、箱を開けて観測するまで、猫は生きている状態と死んでいる状態が同時に存在するという、一見すると矛盾した状況が起こりうると考えられます。」
という実験の話です。
要するに、「死にそうな猫を箱の中に閉じ込め、その後、何年、何十年経とうとその箱の中身を確認しなければ、もしかすると猫は生きてるかもしれない」ということです。
そんなバカな、と思うかもしれませんが、万が一、億が一でも生きているという可能性を否定できない…そういう話です。
私がインプレッサを所有してる場合は上記悲しい結末にしかなりませんが、もしここで売却すれば、次の持ち主が大切にいつまでもいつまでも乗ってくれるかもしれない、その次の持ち主も大切に乗って、いつまでも乗り継いでくれるかもしれない。場合によっては博物館に収蔵され、半永久的に残されるかもしれない(実際、「サーキットの狼博物館」に行った時、スタッフの方に「収蔵しませんか?」って言われたんですよwまあ冗談でしょうけどw)。
さらに、今のきれいな状態で売却すれば、次の車をまるっと一括で買えるくらいのお金になりそうだし…という欲丸出しな考えもありましたw
というわけで売却したわけですが…理性と感情は違うものらしいです。売却してからしょっちゅう夢でインプレッサが自分の元に戻って来る夢を見ます。
だいたいはポンっと眼の前にドアが開いていてキーもついてて、いつでも動かせる状態のインプレッサが現れるのです。私は何の気なしに乗り込んで運転を始めるのですが、運転してるうちに「あれ?インプレッサ売ったんじゃなかったっけ?」ってところで目が覚めますw
本当に最高の車でした。小型、軽量、ハイパワー。そして4ドアセダン。さらにWRC(世界ラリー選手権)での輝かしい成績…。25年間乗ってて、いつハンドルを握ってもその走りはとても心地よく素晴らしかった!いつ見てもかっこよくてうっとりしたものですw
最近はSUVが流行りのようですが、昭和の人間としてはやはりスポーティセダンが一番かっこよく見えますwもうこんな車は世に出ることはないでしょうね。
できればもう一度所有したい気持ちです。
以上、シュレディンガーの猫の話でした。
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